「今年も一緒に居られるよね、邪見さま」
「ああ?まあそうじゃろうが・・・」
 「殺生丸さま?」
「・・・何処へ行くつもりだ」
「何処へも行かないよ」「殺生丸さまと邪見さまと居たい」
「ならそうすれば良い」
「うんっ」「良かったー!」
「あほなこと言うんじゃない、りん!」
「はあい。ごめんね、邪見さま」
ぼかっ☆「ぎゃっ」・・・「ひどい(泣)・・・」
「わっ、邪見さま大丈夫?」
「りん」
「はい?殺生丸さま」
「・・・動くな」
「? はい」
「殺生丸さま、なんでりんの頭触るの?」
「背が伸びたな」
「ほんと?!わあい、嬉しいな」
「・・・嬉しいのか」
「うん、大きくなったらりんお嫁になるんでしょ」
「げげっ、お前何を言い出すんじゃ!」
「だって約束したもの。ねえ殺生丸さま」
「だがそう急がずとも良い」
「はい。ゆっくり大きくなるね」
「・・・なんか、わしひょっとしてお邪魔虫?!」
「邪見」
「は、はははいっ、ちょっと用事を思い出し・・」
「行くぞ」
「ほら、行こう。邪見さま」
「は、はい〜!」
一行は今日も変わらず仲良く旅の途中でした。