「鉄壁ガード!」 


危ないったらないぜ まったく
あいつの妹なんだから仕方ないか?
いやいや、ダメだろ!?女なんだしな
いくらなんでも もうちょっと自覚しろよ?
オレがどんだけ苦労してると思ってるんだ
放り出しさえすりゃいいんだって思っても
もうそれすら心配でできねぇ・・・

勝手に拉致られんじゃねぇ
知らない奴について行くな
オレ以外の男に甘えるな
短いスカートで飛びつくな
くだらねぇことで泣くな
ああもう、キリがねぇな

面倒だからオレの傍から離れるな
頼むから危ないことすんなよ
いつも能天気でずうずうしいが
大人しいと妙な気がするから
そのまんまいつも笑ってろよ
そうすりゃちっとは見られるんだから

女らしくなんて無理は止めとけ
気色悪ぃから化粧もするなよ
ちゃらちゃら飾るな 似合わねぇから
ああ!?イイ女になるだと?
無理だ、無理。
・・・・確かめろだって?
わかったから、上目遣いはよせ
ずっと見てりゃわかるだろ、そのうち
期待してねぇけど 待っててやるよ
イイ女になったら恋人にしろって・・
まぁ、その・・・気が向いたらな!


「ねえ、ホントに確かめてね!?なっつん。」
「うるせぇな、どんなだよ?イイ女って。」
「美人でムチプリで、賢くってぇ・・それからぁ・・」
「そのむち・・ってなんだよ?」
「えっとね、おっぱいボンっ!で腰がキュっでお尻バンっ!ってしててぇ・・」
「ぷっ!」
「なんで笑うの?」
「そりゃちょっと無謀だろ・・!?」
「失礼な!あと2年くらいたったらほのかだって!」
「へー・・・そりゃあ、楽しみだな。」
「・・ちょっと待った。なっつんもしかしてそーいうの好き・・?」
「は?まー、嫌いではない。」
「あうっ!!非国民め、おまえもか!?」
「な?非国民ってなんだよ!?」
「そーか、そーか、なっつんもか・・・ほのかのようなお子様体型はダメかい・・」
「・・・だ、だめなんて言ってねぇだろ?」
「いいんだよ、どうせほのかはちびでお子様だよ・・・うううう」
「な、泣くことないだろ!別にそんなこと気にすんなよ。」
「んじゃあ、ムチプリでなくてもほのかのこと好き?」
「う・それは・・・」
「嫌いなの・・?」
「いや、別に・・」
「はっきりしなよ、男でしょ!?」
「嫌いじゃねーよ!」
「じゃあ、好きなんだね!?」
「う・そ、そうとも言うかもな・・・」
「男らしくないなぁ・・ほら、ちゃんと言う!!」
「何えらそーに言ってんだよ、言うか、そんなこと・・」
「やだねぇ、こんなことも言えないなんてさ?」
「うるせぇ!!」


ごちゃごちゃ煩いから無視だ、無視!
ずうずうしく人の膝にのってる奴を両腕で絞めてやる
離せって言っても離してやらねーからな
まったく困った奴だぜ・・・

「・・・なっつん?」
「なんだよ?!」
「あのさ」
「離してやらねーぞ。」
「好きだよ?」
「!!!・・・ホントにうるせー奴・・」


なっつんが真っ赤になってるから
許してあげたよ、ほのかは寛大だからね
すぐに拗ねちゃって困った人だよ・・・
まぁそこが可愛いんだけどさ、なっつんは
いつか言わせてやるもんね!








これは〜、まだ恋人未満の頃ですね。
色々とパラレルで書いてるからわけわからなくなってきました・・・
でもいずれにしろ、夏ほの(ほの夏)でらぶらぶですから!