Tell me, please!



男子トークが煩わしいN君

「悩み事ならどんどん相談したまえよ〜!後輩君?」
「なんもねぇからあっちいけ、お気楽ボクサー。」
「なんか困ってんのか?ほのかが育ってきたからか〜?!」
「おいおい、あのハムスターみたいな子が最近そうなのか〜い?」
「人んちの妹を鼠扱いかよ。子猫くらいにしとけよ。」
「ちょっと!聞えたよっ!?僕の妹を愛玩動物に例えてない!?」
「・・・・だから何故集まる!?・・・他所でやれってんだよ!」


女子トーク+宇宙人

「へぇ〜・・ほのかも最近もてもてなんだねぇ・・」
「元々可愛いですものね、兼一さんも気が気じゃありませんわ。」
「えー、美羽・・違うだろ?気が気じゃないのはあっちの方さ。」
「あっち・・ああ!谷本さんですか。なるほど、なるほど〜!?」
「けどまぁ俺様の見たトコなんも変化ないから心配いらんぞ。」
「なんで新島がそういうの把握してんだよ・・・?」


女子高生トークについてけないHさん

「でさ・・・なわけよ。いやんなるよねぇ!?」
「もっとわかるように説明してよ。Kちゃん。」
「お子様はあっちいってよ。彼氏持ち以外関係ないんだから。」
「引っ張って来られたんだけど・・・いいよ、もう。」
「お兄様タチにヨロシクね、ハイ行った行った。」
「皆冷たい・・・どこ行ってもそんな話、よく飽きないね!?」



昼下がりの休息(N君とHさん)

「たまに学校生活って面倒だよね。」
「お前にしちゃまともな意見だな。」
「ほのかはさ、お年寄りだ、枯れてるとか言われるんだ。」
「へぇ?!見た目とは随分ギャップのある言われ方だな。」
「ちっちっ・・・なっちも同類だと思われてるっぽいよ。」
「言わせとけ。どうでもいい。」
「まぁね。このお茶請け美味しい。新島会長からだっけ?」
「連合の誰かの土産物とか言ってたかもしれんが忘れた。」
「思い出した、ヒドイんだよ!ほのかのことハムスターだとか。」
「・・・そいつなら軽く殴っといたから気にするな。」
「でもウッキーは好きv猫の写真くれるし。ほのかも子猫みたいって。」
「そういうニュアンスだったか・・?あいつさり気にお前誉めるよな?」
「キサラちゃんが大本命だから他意はないよ。あと会長さんはねぇ・・」
「アイツまで何かちょっかい出してくるってのか!?」
「いっつもなっちに何かされてないか聞くけど、なんで?」
「ふんふん・・(ぶち殺し確定だな)その他には?何かされてないか?」
「順調に育ってるかって・・・胸のことらしいんだけど。」
「なにっ!?あの野郎っ!お前まさか触らせたりしてねぇだろうな!?」
「まさか。見たまんま順調だって言ってあるけど。」
「それは見得を張り過ぎ・・っ・・抓ることないだろ!」
「なっちが一番セクハラしてるとほのかは思うんだけど」
「はぁっ!?俺は兄より気遣ってるぞ。失礼なヤツめ。」
「ダブル保護者・・・ほのかちゃんと歳相応の体験できるか不安だよ。」
「お前はそんなもの体験しなくていい。俺と一応兼一の言うことも聞いておけよ。」
「はぁ〜・・・お茶もいい味。・・・(だめだ、この人)」



後日の宇宙人と女子高生Hさん


「よお!今日も元気そうだな。そっちも順調か?!」
「おかげさまで・・ってねぇ、それ何のことか訊いといていい?」
「成長度合いじゃねぇよ、谷本も誤解して怒ってやがったから言っといた。」
「じゃあ何の経過を尋ねてたの?」
「お前の反応で(俺様には)わかるから気にせんでいいぞ。」
「それってセクハラじゃないの?」
「そこまで具体的に尋ねてない。」
「なっちは別に変わったことなんかないよ。なんのために聞くのさ?」
「そりゃ(面白)・・調子とかにも影響するだろうからな。(手駒として)」
「そんな態度だから信用されないんだよ?!なっちは人がいいからなぁ・・」
「そうそう純だよな。お前のことちょっと他の男が誉めても怒ってやがるし。」
「過保護だから歳相応の体験はできそうもないよ。」
「そうがっかりするな。一旦箍が外れたら思い切り可愛がってもらえるさ。」
「・・・会長が言うとものすごくイヤらしいよ。セクハラ。」
「ふっふっお前も順調に成長しとるのう。谷本もうかうかしてっと捨てられるか?」
「まさか。ほのかそんなことしないよ。なっちのこと虐めたら許さないからね!?」
「へぇへぇ、ごちそうさん。早く歳相応の反応されるといいな。ヒント要るか?!」
「のーさんきゅ。なっちは純でいいの。ほのかそういうとこも好きなんだから。」
「言うようになったよなぁ・・・保護者どもはそろそろ焦った方がいいぜマッタク。」



その頃の保護者たち(谷本君と兼一君)

「・・そんでぶっちゃけほのかなんかでむらむらっとするわけ?!」
「ぶっちゃけ過ぎだ!”なんか”ってなんだよ、兄のくせして!?」
「いやいや兄だからそこはわからなくて正常だろ?あいつガキくさいし・・」
「呑気なヤツ」
「あっでもたまに会うからさ、違うなって思うこともあるよ。多少はね。」
「多少って・・・どの辺だよ。」
「しっかりしたこと言うようになった。母親に似てきたっていうかね・・」
「そっちかよ。まぁそうかもな。」
「あ〜!今よからぬことを想像したね!?キミ。ぷぷっ胸も育ってきたよねぇ?!」
「余程死にたいんだねぇ・・どういう死に方がいいか教えてくれないかい、白浜君?」



そしていつもの寛いだ二人(夏君とほのかちゃん)

「また会長さんに訊かれちゃった。」
「アイツ・・ったく懲りないよな。」
「そんなに守ってくれなくていいよ。ほのか別に気にしないもん。」
「気にしろ。お前は色々と自覚がないからなぁ・・」
「心配し過ぎだってば。ほのか急いで大きくなりたいなんて思ってないし。」
「そういや最近言わんな。以前はチビとかガキとか言われると怒ってたが。」
「うん。焦ってもしょうがないしね。」
「別に気にするほど遅れてもいないだろ?」
「それもどっちでもいいや。なっちが嫌いじゃないなら。」
「俺に押し付けるなよ。」
「にっぶ」
「は?!」
「ううん、なんでもない。なっち、お茶しよ。」
「もう一勝負。今週これで負け越しじゃねぇかよ。」
「そうだっけ?なっちも強くなったねぇ・・成長したのう!」
「・・・少しも嬉しくないぞ。寧ろむかつく!」
「いやいや素直な気持ちだよ。」
「相変わらず態度のデカイ奴。」
「ねぇねぇ、今週勝ち越したらほのか何してあげようか?!」
「そうだな・・いや勝ってからだ。油断させるつもりかよ。」
「こうだとモチベーションが上がるとかそういうの無いの?」
「・・・・ん〜・・特にこうってのは・・?」
「ほのかのこと好きにしていいって言ってるのにつれない。」
「コラっ・・なんてこと言って・・!」
「?変だった?!」
「あ、いや・・;」
「じゃあね、ほのかが勝ったら質問に答えてもらう。」
「・・わざわざ勝負を賭けて尋ねることなのか?」
「うん、正直に答えてもらうから覚悟してよね!」
「勝つのは俺だが・・気になるな。教えろよ俺が勝ったら言わないのか?」
「そうだね、なっちが勝ったら保留しとく。」
「なんなんだよ、勝つ意欲が殺がれるだろ。」
「え〜・・・わがままだなぁ・・じゃあほのか勝つよ。」
「それじゃあいつでも勝てるのに負けてやってるみたいだぞ・・」
「おっと・・そこまでは。なっち最近は腕を上げたからねぇ・・」
「ってことは情けを掛けたことがあるってことか・・・舐められたもんだな。」
「オセロごときでそんなに熱くならないの。」
「その余裕ひっぺがしてやるからな。この俺が。」
「楽しみだね。ほのか負けないけど。簡単には。」


”どうしようかな。勝って訊いてみようかな?ほのかのことどう思ってるの?って”
”憎らしい奴だぜ。相変わらず・・それにどんどん強くなってる気もするが・・・”

”えーい訊いてみよう。いつもほのかを守ってくれる理由!それだ。よし勝つぞ!”
”いつになったらコイツを完璧に負かして、俺以外と勝負することを禁止できる?”
”でもドキドキしてきちゃって・・勝てるかな。負けたらなっちは何が願いだろ?”
”オセロにこんな勝ち負け持ち出したのは俺だ。だから卑怯かもしれない。けど、”

”いいや、とにかくなっちとの勝負に全力投球だ。がんばる!”
”とにかく勝つ。勝って兄じゃなくこれからは俺だけにしろと”

「ほのかなっちと勝負するのスキ。真剣になればなるほど面白いよ。」
「俺もだ。拳同士に似てる。お前も男なら結構使い手だったかもな。」
「そりゃ兼一お兄ちゃんの妹だもん。」
「負けるかよ、絶対勝つ。」
「気合入ってるね!」
「ああ。でもって質問もなんだったか答えてもらうからな。」
「気になるんだ。うん、いいよ。」


穏やかな午後、二人の真剣勝負の行方は
勝っても負けてもきっと笑顔が二人分で
これからもよろしくと握手が交わされる、
・・かもしれない。(握手でない場合もあり)







結果は3パターン考えましたが割愛。@握手 A抱擁 B盛大な照れ大会