「くすぐったいキス」



そりゃあな まだ子供だから仕方ないとは思うんだよ
そんな子供にアンタ・・ってか言われるかもだけどね
理屈じゃないでしょうが、そういうもんなんだよ
あーもー・・・とにかくそれはそれであれだよ、アレ
ぶっちゃけアリでしょ だからその・・少々のことはさ
耐えなきゃね 辛いけどね 男だからね まいったね


「銀ちゃーん、おやすみのちゅうし・・あれ?どこ行ったアルか?」

「銀ちゃんもう寝たから、おやすみ。」
「この頃早いのネ、どうしたアルか?年取ったカラ?起きるね、起きてちゅうするアル。」
「銀さんはもう寝てるっつってるでしょ!ぐーぐー・・」
「さてはアタシのちゅうがあまりに快感でもの足りなくなったネ!?」
「・・っばか言ってんじゃ・・また今度ね。ハイ、さよーならー・・」
「どこにして欲しいアルか?サービスしとくワ、スキなとこ言って?」
「こ・これっ!!またそういう要らん台詞覚えてからにこの子は・・・」
「あ、起きた。ちゅうしようよ、銀ちゃん?」
「あー・・よし、神楽ちゃん、今日はもういいから明日の朝にね?うんうん・・」
「朝もいいけど夜はもっと必要アル。眠れなくなるアルから。一緒に寝てくれる?」
「いやいやいや・・そんじゃあね、こうしましょ?もういっそ起きてなさい。」
「アタシを寝かさないつもりアルか?!銀ちゃんそんなにたまって・・」
「だああああっ!!そういうこと仕込んでんのどいつだ!?オレがたたっ斬ったる!」
「銀ちゃん、スキよ?ちゅv」
「・・・・・・・・おうよ・・」
「んじゃ、銀ちゃん、おやすみー!」
「・・・・・・やられた・・・もう・・お兄さん泣いちゃってもいいかな・・」


可愛らしい顔して 甘ったるい声出して どこで学んでんの?
くすぐったい けどタマラナイ オマエのキスは身体に悪い
逃げられない いつからこの攻撃始まったんだっけなぁ?オイ
お兄さん・・眠れなくなるんですけど!責任と・・とったるから一晩、とかイヤイヤ・・
ダメでしょ そんなに急いで大人になることないでしょ 寂しいじゃないの なぁ神楽

胸がつぶれそうになるから これいじょう誘わないでくれないか
もうほんとどうにでもなれって思うこともあるから いやいつもか
くちびるを押し当てられるときの嬉しさが死ぬほど大切なんだよ だからね
一生男なんか知らずにいてほしいくらいなんだよ ホントは けどさ

オレだけなら いいかな なんて むしろそれだけを 
願ってるなんて 莫迦でしょ どう考えたってそうだよ
後悔だけはさせたくないから やっぱり待ってるから
おやすみのキスはいつかオレからさせて オマエの寝顔に
愛してるの言葉も一緒に 宇宙一のかわいいコを抱いた後で
おやすみ神楽、また明日・・ってね それがオレの願いだよ
とりあえず もどかしくてくすぐったいキスをいつも・・ありがとう