「お願い!吾代さん」




「あ〜?何だと!?」
「だから、その・・お願いします!!」
「じょーだんじゃねえ!んなこと、なんで俺が!」
「まぁそう言わずにv」
「くっそーっ!!」

ああもう、なんだって俺様がこんなガキに・・・
始末に負えねえってんだよ、なんだかんだ強請りやがって!
今時のメスガキってのは皆こんなもんなのかよ?!
社長が生きてたら絶対見せらんねー・・・
思い切り哂うに決まってるぜ、まったく
いや寧ろ面白がるかもしれねーか?
ホント、マジこいつは手に負えねえガキだぜ
下心も計算もなしにやってるんだよな、こいつ・・
こんなやつも居るんだなって妙に関心したのがいけねー
これじゃあまるで俺は飼い猫だ
あの顔にひっかき傷を負わせるくらいじゃ気がすまねえって
脅してもこれっぽっちもびびりやしねえしよ
どうすりゃいいんだよ、え?社長・・・助けてくれ

「はい」
「はい、じゃねー!!」
「いや、やっぱ似合ってますよ!?吾代さん!」
「なわけねーだろが!?ぶっ殺されてーのかよ?!」
「吾代さん、かわい〜v」
「!!!??」
「猫耳も似合いますけど、次は着ぐるみとかどうでしょう?」
「・・・あのな・・」
「そうだ、おそろいにしましょうか?!」
「・・・好きにしろよ・・・」
「はい!吾代さん、大好きv」
「はは・・・」


涙眼になってふて腐れてもヤコちゃんに逆らえない子猫ちゃんな吾代さんがいいですv